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1 年生の頃から珍走団 ( 暴走族の蔑称 ) に入っていた現在中学 3 年生の生徒の暴走行為を教師と住民の連携で逮捕に至らせたというお話。
男子生徒は1年生の頃から暴走族に入り、学校周辺で単車を乗り回したり、授業中に他クラスに乱入して騒いだりする行為を繰り返していたという。
学校側は年間50日以上朝の家庭訪問をするなど本人や保護者への指導を続けていたが、本人の態度は変わらず、親も対応に苦慮していたという。
今回、証拠の提出を決断したのは生徒指導に熱心な校長(55)だった。
ビデオは6月ごろから校門付近での暴走行為を教師が撮影。 逮捕容疑となった行為についても撮影したり、周辺住民の目撃証言を集めたりした。
校長は「事故で本人や他人が傷ついたり死亡したりする危険性があった」としたうえで、「学校だけでなく、警察を含めた地域を巻き込んで対応していくべき問題だと考えた。 (生徒が)自分の行為を認めて、謝罪することが大切。 ごまかしていてはその子の一生がだめになる」と話している。
同校は、生徒の逮捕後すぐに緊急保護者会を開き、逮捕の経緯と学校側の対応を説明した。 関心は高く、用意した200席を超える約250人が集まったという。
PTA会長は「4〜5年前までは、警察への協力をためらう風潮が学校側にあった」といい、今回の学校の対応について「保護者会でも肯定的にとらえた人が多く、否定的な意見は出なかった。 この生徒が反省して、また戻ってくるときにはみんなで受け入れようという意見でまとまった」と話した。
生徒の態度や保護者の対応、学校側の取り組み方については、人によって捉え方も違うでしょうけれど、暴走行為による
事故で本人や他人が傷ついたり死亡したりする危険性
というのは誰しも予測できる危険であり、それを未然に防いだというのがこの一件です。
上記のニュースはアサヒ・コムからの引用ですが、同様のニュースが asahi.com : MYTOWN : 福岡・北九州にも掲載されています。 ニュース本文は同じ物ですが、識者のコメントが加えられているのが全国版との違いです。
福岡県弁護士会「子どもの権利委員会」の大谷辰雄委員長の話
他の子のためにも、その子のためにも学校は放置してはならない問題だが、最初に警察に、というのは手段として良くないと思う。 家庭裁判所を活用し、家裁の調査官ら専門家と十分に相談して欲しかった。 その上で、警察に協力すべきか否かを決めた方が良かったのではないか。 学校と警察が親密になることは、生徒の信頼を損なう可能性があり、望ましいこととは思えない。
学校側は年間50日以上朝の家庭訪問をするなど本人や保護者への指導を続けていた
という部分を見事にスルーして
最初に警察に、というのは手段として良くないと思う
という発言はどうなんでしょうか。
意図的にその部分を無視して話したのなら問題発言ですし、その部分を失念して話したのなら読解力不足だと捉えられますし。
仮にコメントを求めた記者がその部分を伝えずに取材をしたのなら、コメントを掲載する前の校正段階で
「何かこのコメントはおかしいな」
と気付くはずでしょうし……。
また、
学校と警察が親密になることは、生徒の信頼を損なう可能性があり、望ましいこととは思えない
とありますが、無免許で ( そもそも中学生なので免許を持っているはずがありませんが ) 運転をしている時点で明らかに道交法違反であり、家裁や学校ではなく警察による対応でいいと思うのですが。
非行の疑いがあるとか、そういったレベルでもない明らかな違反行為に対して警察に対して協力をすることが、何故に信頼を損なう可能性に繋がるのかが理解できません。
年間 50 日以上の家庭訪問を行っていることは充分に信頼を得るに足りる学校側の取り組みだと思いますが……うーん、やはりこの部分を無視または最初から知らなかったと仮定しないとこのコメントは出ないかな。
まあ、大谷氏の言う警察が、警察組織全体ではなく福岡県警を指すのだとしたらまだ分からなくもありませんが。 ( 最近は裏金問題でかなり信頼を損なっていますし。 ) でも、大谷氏のコメントは、むしろ最初から警察を信用していないような雰囲気がします。

