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はてなダイアリーへのトラックバックは、該当記事へのリンクが無いと送信できない
天漢日乗 - 自転車の二人乗りで赤キップ 自転車の交通違反で前科がつく場合もというリソースを巡回中に見かけ、そして冒頭で
知らなかった。
と書かれてあったので、以前取り上げた「たかが自転車」、でも道交法違反で摘発されるを参考リソースとして通知するためにトラックバックを送ろうとしたところ、
Ping 'http://d.hatena.ne.jp/iori3/20050518/p4' failed: http://d.hatena.ne.jp/iori3/ was not found in your page.
というエラーが返ってきました。 よくよく調べてみると、はてなダイアリー - はてなダイアリーTrackBackシステムとは - 受け取り側の機能に、
という解説がありました。 そのような仕様を定めているのならそれに従わねばトラックバックを送れませんので、「たかが自転車」、でも道交法違反で摘発される - 情報番組でも取り上げられたようですという追記部分にて送信先へのリンクを追加しました。
確かにスパム対策には良いのでしょうけれど
スパム対策としては確かにこの仕様は有効でしょう。 ( 例えば Movable Type のように ) トラックバック送信先のリンクを含まないトラックバックを有効にする場合、無差別に送られるトラックバックも有効となっていしまいます。 対して、はてなダイアリーにトラックバックスパムを送ろうとする場合、トラックバック送信先へのリンクアンカーを作成する必要があります。 ( ということは、それを自動で生成されてしまった場合にはスパム対策は意味をなさなくなるということなのですが。 )
しかし、今回の私のように、既に発表済みの記事を関連記事としてトラックバックしたい場合にはその対策が障壁となります。 そう述べると、「リンクを含めればいいじゃないか」という反論がなされるのは目に見えていますが、 ( スパムではない ) リンクを伴わないトラックバックという形式も存在するので、一律にリンクが無いと言って弾くことには賛同できかねます。
トラックバックを悪用したスパムが跋扈している現状では、安易に「リンクを含まないトラックバックを受け付けてくれ」という要望を出すわけにもいかないので、こういった考えをする人間もいる、ということを表明しておくだけにしておきますが。
リンクを含まないトラックバックは好まれない ?
この項で言うリンクを含まないトラックバックは、トラックバックスパムや、全く関連性の無いトラックバックを除いた「リンクを含んでいないが、関連性の高い記事から送られるトラックバック」とします。 また、単に「似たような内容だから送られたトラックバック」も省きます。 あくまで「トラックバックを受信した weblog の制作者、あるいはその weblog の読者が、そのトラックバック元の記事を読むことでより話題の発展、展開を望めるトラックバック」について考えます。
例えば、私の手書きフォントという記事に対して、パソコンライフ・インプレッション: 無料フォントを楽しむ!自分でフォントを作る!という記事からトラックバックが送られてきました。
その記事内には手書きフォントに対するリンクがありませんが、
手書き文字をフォントにする方法を誰か教えて下さい
という投げかけに対する答えとなる、関連性の高い記事です。
リンクがあるとか無いとかは全く関係なく、この記事のおかげで安価なフォント作成ソフトの存在を知ることができ、非常に参考になりました。 しかし、やはりリンクが無いトラックバックを好まない人の方が多数なのでしょうか ? Google 検索: トラックバック リンクが無いなどを見ると、そうした意見を多く目にしましたので……。
用語の解説に誤解が含まれているのかも
各種の weblog サービスなどの、トラックバックという用語の解説にこうした風潮の原因があるのかもしれません。
- はてなダイアリー
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他の記事にその記事を話題にした記事のURLと概要を通知する機能、またその通知形式をさだめた枠組み。
この通知する行為をトラックバックする、トラックバックを送るという。 通知を受け取ったウェブログは普通、その言及された記事のところに通知された派生記事のURLと概要を一覧表示する。一般に、言及した本人によって送られるものとされている。
その記事を話題にした記事
というように、リンクとは明示していませんが、それに準ずるケースに限定しています。 - ココログ
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トラックバックは、ある記事にリンクを張ったときに、その相手(記事)に対してリンクを張ったことを伝えられる機能です。 そこには、リンクを張ったユーザーが運営するブログの URL やユーザー名、記事の概要が記述されます。
つまり、「参照元の情報が記されたリンク」と言えるでしょう。
リンクを張ったことを伝えられる機能です
と、誤解を与える説明となっています。 - livedoor blog
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トラックバックとは、簡単に言うと「あなたが書いたことに関して私はこのように書きましたよ。」ということを通知できる仕組みです。 書いていることに対しての意見でもいいですし、同じ話題を扱っていることを知らせるためにも利用できます。
つまり、「参照元の情報が記されたリンク」と言えるでしょう。
これはリンクが行われた記事に限定せず、関連性のある記事であれば利用できると書いており、良い説明だと思います。
- IT用語辞典 e-Words
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ウェブログ(ブログ)の機能の一つで、別のウェブログへリンクを張った際に、リンク先の相手に対してリンクを張ったことを通知する仕組みのこと。
ウェブログ作者が別のウェブログの記事を参照して自身のサイトにコメントを掲載するような場合、元の記事へのリンクを張るのが一般的だが、単にリンクしただけでは元の記事の作者はどこからどうリンクされているのか容易に知ることはできない。 トラックバックはリンク元サイトに「このような記事からリンクを張った」という情報を通知する仕組みで、リンク元記事のURLやタイトル、内容の要約などが送信される。 トラックバックされたサイトはこの情報を元に「この記事を参照している記事一覧」を自動的に生成することができる。
こちらもリンク通知だと解説し、誤解を与える説明となっています。
Movable Type の解説はどうなっているのか
トラックバックという仕組みを初めて用いたのが Movable Type で、その技術仕様には次のような概要が示されています。
Using TrackBack, sites can communicate about related resources. For example, if Weblogger A wishes to notify Weblogger B that he has written something interesting/related/shocking, A sends a TrackBack ping to B. This accomplishes two things:
- Weblogger B can automatically list all sites that have referenced a particular post on his site, allowing visitors to his site to read all related posts around the web, including Weblogger A's.
- The ping provides a firm, explicit link between his entry and yours, as opposed to an implicit link (like a referrer log) that depends upon outside action (someone clicking on the link).
相手の記事にリンクを行った場合にトラックバックを送るとは全く書かれていません。 書かれているのは、面白いことや関連することやショックなことを書いたと通知したい場合にトラックバックを送るという例です。 ( 以前、有用なトラックバックとはでも同じようなことを述べました。 )
そして、それらのトラックバックを記事内にリストアップする際の文言は、英語版の Movable Type のデフォルトテンプレートによると、
<p> Listed below are links to weblogs that reference <a href="<$MTEntryPermalink$>">'<$MTEntryTitle$>'</a> from <a href="<$MTBlogURL$>"><$MTBlogName encode_html="1"$></a>. </p>
となっているのですが、これが日本語版になると
<p> このリストは、次のエントリーを参照しています: <a href="<$MTEntryPermalink$>">'<$MTEntryTitle$>'</a> from <a href="<$MTBlogURL$>"><$MTBlogName encode_html="1"$></a>. </p>
と訳されています。 「参照」としてしまうとリンクを連想してしまいがちですが、技術仕様に合わせるならば「言及」とした方が自然だと思います。 ( リンクはしていないけれど ) 関連のある記事を通知するというのも広い意味では言及だと言えると思いますし。 「以下に並べられた weblog へのリンクは、次に示す個別エントリへ言及しています」といった表現だと良いでしょうか。 ( 英語の文法には疎いので、この訳が完璧な訳とは思っていません。 )
Movable Type の定義から「トラックバックはかくあるべき」という認識が広まったとは限りませんが、どのあたりから「トラックバック = リンク通知」という認識になっていったか、どなたかご存知でないでしょうか。

