記事本文
ある種のトンデモ理論
- スパムメール料理法 / Spam Mail Cooking - チェーンブログ:Musical Baton
- スパムメール料理法 / Spam Mail Cooking - 私的録音・録画補償金制度とMusical Baton
- 天漢日乗: "Musical Baton"の危険性について
- 天漢日乗: "Musical Baton"の危険性について (その2) 著作権保護の動きと書き手が特定されるblog内での音楽ファイル公表の関係
憶測で構築された記事と、それを証左として批判を行っている記事。
「まとめなんてものを作って拡大に拍車をかけている張本人が何を言うか」と反論されるかもしれませんが、私自身は同種の音楽的嗜好を持つ人を探すのと、自分が受け取ったバトンのルーツを知ること、そして自分が廻したバトンの行方を知りたいがために作っただけであって、それ以外の副次的な利益や効果は得ていません。 バトンを受け取った人がまた廻すか、それとも止めるかなんてそれこそ本人の判断によるものでしょう。 ( 公にリンクされたから、またはトラックバックされたから答えなきゃいけない雰囲気になるというのは結果論であって、最終的に判断を下すのは受け取った本人です。 )
憶測その 1 - 仕掛け人はマーケットアナリスト
ここまで書けばおわかりだろうが、これを仕掛けたのは音楽業界のマーケットアナリストだろう。 これを流行らせれば、わざわざ調査のために聞き回る必要もなく、ググってブログページを収集すればその日の統計が取れるのだ。
Musical Baton の質問を根拠として
音楽業界のマーケットアナリストだろう
と断定してありますが、アナリストである証拠はどこにあるのでしょう ?
ググってブログページを収集
するなりバトンを廻した元のリンクを辿ったりするなりしてその証拠を掴めばいいのでは ?
こう書くと「じゃあ仕掛け人がマーケットアナリストじゃないという証拠を出せ」という悪魔の証明を求める人もでてきそうですが。
天漢日乗: "Musical Baton"の危険性についてはこのマーケットアナリスト論を疑うことなく前提として
彼らは、あなたの書いたblogを自分たちの商売に利用しているのだ
と断定していますが、その前提が確たる証拠を得なければ、その結論には帰結しないでしょう。
憶測その 2 - Musical Baton は違法コピーの証拠 ?
匿名のブログならともかく、実名を挙げているSNSにおいて自らの著作権違反を露呈している場合は注意した方が良い。 あとで、著作権を管理する音楽団体から以下の様なメッセージが届くかもしれない。
「数十ギガバイトの音楽ファイルはどこから入手されましたか?」
自分の回答では 18.56GB になっていますけど、エンコードしていない CD ( たぶん 100 枚くらいはあります ) まで合わせてエンコードすれば、おそらく 30GB は確実に超えると思います。 私の場合はそんなに大きな HDD を使っているわけではないので、全部をエンコードするようなことはしていませんが。
もちろん、私以外の回答者が全て同じような状況かというかと、そうではないと思います。 ただ、もし違法コピーが大部分を占めているユーザが大半ならば、 Musical Baton が発生しようとしまいと、いずれ自業自得で何らかの影響が出てくるんじゃないでしょうか ? 単に音楽ファイルの容量が大きいだけで違法コピーの疑いをかけられるなら、それは熱心な音楽ファンを侮辱していることに他ならず、音楽業界自体の首を締めるだけだと思います。
憶測その 3 - Musical Baton はトラフィックに荷重をかける
"Musical Baton"とその亜種が悪辣なのはいたずらにトラフィックに荷重をかける「チェーンメール」のblogバージョンである
今回、最も私が疑問を抱いた主張がこれ。 確かにチェーンメールは無駄なトラフィックを生むでしょう。 しかし、それをそのまま weblog に当てはめて考えるのは間違っています。
チェーンメールを送った発端の人が、そもそもチェーンメールを送らなかったら、あるいはチェーンメールの伝播の途中経過にある人が、そこでチェーンメールを止めてしまえば、トラフィックの増加は起こりえません。
しかし、 Musical Baton を始めた発端の人が、そもそも Musical Baton を始めなかったら ? あるいはバトンを廻された人が回答をしない、または回答はするけど廻さないという選択を取ったら ?
そういったケースを考えてみても、それは単に Musical Baton となるはずだった weblog の内容が別の内容に置き換わるだけで、トラフィックの量は変わらないでしょう。 多くの人が自分の weblog に同じような内容の記事を書く、多くの人が自分の weblog に思い思いの記事を書く、その「記事を書く」ことで生じるトラフィックという観点においては、内容がどういったものであるかというのは関係ありません。
1 つの記事から最低 6 つのリンク ( バトンが廻ってきた元 + バトンを廻す先 *5 ) ができるから、バトンを廻すためにトラックバックを送るから、トラフィックが増大するのだという反論があるかもしれませんが、 WWW 上に HTML の形で公開する以上、リンクによるトラフィックが生じるのは自然な成り行きです。 ( トラックバックによるトラフィックの増大は確かにあると思いますが、トラックバックを使ってバトンを廻す手法は個人的に間違っていると思うので、それを肯定するつもりはありません。 )
リソースを無駄遣いする
と主張する根拠は何なのでしょう ?
Musical Baton を全肯定するつもりはないけれど
今回取り上げた記事以外にも、 Musical Baton について懐疑的な意見を書いた記事や、そのあり方を問う意見を書いた記事はたくさんあります。 それらは充分に考察をされ、同意を覚える内容ばかりだったので参考記事として記録しても良かったのですが、 Musical Baton に深く関わった私がそれを行うことで論っているように見えるのを避けるため、ひとり頷きながら読むに留めていました。
しかし、今回取り上げた分は憶測によって前提が作られており、思い込みの域を出ていないんじゃ ? と思ったのでこうして取り上げてみました。 もし主張されるだけの明確な根拠があるのであれば、内容自体には納得できる点があるので、お時間があればそう考える根拠を追記なりコメントなりで示していただければと思います。
トラックバック送信先
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「音楽業界のマーケットアナリストだろう」と断定できる根拠は何でしょうか。 質問から類推するだけでなく、起源を辿ってみたのでしょうか ?
- スパムメール料理法 / Spam Mail Cooking - 私的録音・録画補償金制度とMusical Baton
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単に音楽ファイルの容量が大きいだけで違法コピーの疑いをかけられるなら、それは熱心な音楽ファンを侮辱していることに他ならず、音楽業界自体の首を締めるだけだと思いますが、容量が大きいからといって安易に疑いをかけるような事をするでしょうか。
- 天漢日乗: "Musical Baton"の危険性について (その2) 著作権保護の動きと書き手が特定されるblog内での音楽ファイル公表の関係
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Musical Baton が、それ以外の weblog に比べてより多くの荷重をトラフィックにかけるという根拠は ? チェーンメールなら止めてしまえば以降のトラフィック増加はありませんが、 weblog においては結局それ以外の題材でトラフィックが生じると思います。

