記事本文
あらすじ
ロードバイクを「デザインで選ぶ」ということについての私なりの考えで
購入にいたるまでの流れをビギナー視点で書きたい
と書いていたので、早速壮大なる自分語りを書いてみる試み。
大まかな流れでは、マウンテンバイク購入編から乗り倒し編、そしてミニベロ検討編からロードバイク購入編に至ります。
「ビギナーが、どういう視点でロードバイクを選んだか」という点だけを読みたい ! 古代自分史はいらん ! という方は近代史からお読み下さい。
マウンテンバイク購入編
若かりし頃、通学にはいわゆる「ママチャリ」を使っていました。 正確に言うと一時間に一本走るか走らないかくらいの本数の「電車ではない」鉄道で駅まで移動し、駅からママチャリで学校まで移動していました。 学校と JR が申し合わせていたんじゃないのか ? と疑いたくなるほど、全力で漕がないと行きは遅刻、帰りはホームの目前で無常にも置き去り発車されるというタイミングのダイヤだったため、許可が得られるようになったらすぐさま原付自転車での通学に変わり、そして社会人になれば自動車を駆使するというスタイルに至ります。 要するに、原付自転車を用いだしてから数年間、全く人力の自転車には乗らなくなったということです。
そしてきっかけは忘れたのですが、 2005 年の春に「自転車欲しい ! ママチャリじゃなくてそこそこ走るやつ ! 」と思い立ちました。 しかし春は花粉の季節です。 可能な限り外出は控えたいので、なんとかモチベーションを維持......というか先送りし、実際の購入は 6 月になりましたが、脱ママチャリを果たしました。
その時に自転車ショップの方に告げたオーダーは酷いものです。 「ママチャリよりはそこそこ走れて、丈夫でそんなに高くないもの」といったおぼろげなニュアンスしかありませんでした。 しかも春から引っ張ったくせに手早く乗りたかったものですから、店内に展示されているものからニーズに近いものを探すことに。 結果、 GT CHUCKER という 8 段変速のマウンテンバイクに落ち着きました。 展示車であったからか以前から付き合いがあったからか分かりませんが、本体は 50,000 円ちょうどにしていただいたと思いますし、マウンテンバイクとはいえそこそこのスピードは出せ、フレームも丈夫な自転車でした。
マウンテンバイク乗り倒し編
購入した以上は乗り倒さねば、ということで、色々行きましたしやりました。 マウンテンバイクなので近所の山に行ったり近所の山に行ったり近所の川沿いを走ったり近所のダムに行ったり近所の山に行ったりと、遠出よりも近場の探検が主でしたが、多い時は一回で 60km くらい走ることもありました。 もちろん、気温が厳しくない季節には通勤にも活用。
段階的にパーツを増やし、フェンダーを付けたりフロントバッグを付けたりリアバッグを付けたりメーターを付けたりし、先日 3,333km を突破したところです。 メーターを付ける前にもだいぶうろうろしていたので、実際は 4,000km くらいは走っているのではないでしょうか。
途中から、山ではなくて川沿いのサイクリングコースを主に用いるようになったので、最初に履いていたブロックタイヤをスリックタイヤに変え、無風のサイクリングロードであれば 30km/h で走行できるくらいになりました。 しかし、もともとがマウンテンバイクであり、フェンダーやバッグのプレートなどの装備を増やしていたため、バッグを外しても重量が 16-17kg となかなかの重さです。 これはそろそろ 2 台目、それももっとスピードが出るもの、長い距離を走ることができるものが欲しいと思うには充分な理由です。
ミニベロ検討編
さて、 2 台目が欲しいなあと思ったのは実は今に始まったことではなく、 1 年くらい前から漠然と思っていたことです。 既にマウンテンバイクを使っており、また長距離の移動には自動車を用いるため、「必須」ではなく購入を急がなくて良いという状況が「そのうち買うよ ! 」という買う買う詐欺を生み出していました。
先月のことでしょうか。 ふとしたきっかけで「ミニベロ」というカテゴリがあることを知り ( もちろん小径のバイク自体は知っていましたし目にしたこともあったのですが、大きなカテゴリとして多数の車種が存在していたことを認識したのが先月、ということです ) 、中でもスポーツタイプの「小さくてもしっかり走る」というポイントに強く惹かれました。 私が乗っている自動車を知っている人や、あるいは VAIO type U をサブマシンとして愛用していたことを知っている人はご存知かもしれませんが、「小さくてそこそこ高機能」というものが大好きなのです。 そのために物欲が刺激され、周りの人は私が突然ミニベロミニベロミニベロと言い出したのを目にし、中には不思議に思った方もいるかもしれません。
書店に走り、ミニベロライフというムックを購入し、誌面でインプレッションされている 40 モデルを比較・検討・自らが跨る姿を妄想するフェーズに突入です。
- 折りたたみ機構は不要
- できればタイヤサイズは 20 インチ
- できればドロップハンドル
比較する際に考えた条件はこの 3 つです。
本当はフレームの材質なども考慮した方がいいのでしょうが、ロードバイクを「デザインで選ぶ」ということについての私なりの考えでも書いたように、
それぞれのレベルに応じた意味でのデザインで選ぶ
ことが大事だと思います。
というか白状すると、現時点の私には、フレームの材質のことなんて文字情報で得た知識しかありません。
先にその 3 つの条件で絞っていって、更に見た目が気に入ったもので仮決めして、そこでフレームやコンポーネント、各種パーツのことをショップで尋ねてみよう、くらいの検討方法です。
| No. | ブランド | 車種 | 折りたたみ機構 | タイヤサイズ | ハンドル形状 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 01 | ALEX MOULTON | AM Esprit | 有り | 16 インチ | ドロップ | 451,500 円 ※分割式、フレームセット |
| 02 | BE-ALL | B20-CLU | 無し | 20 インチ | フラット | 58,800 円 |
| 03 | BIKE FRIDAY | TIKIT | 有り | 16 インチ | フラット | 147,000 円 |
| 04 | BOMA | YC-12 | 有り | 12 インチ | フラット | 180,000 円 |
| 05 | BRIDGESTONE | MARIPOSA MINI | 無し | 20 インチ | フラット | 61,800 円 |
| 06 | BRUNO | MINI VELO 16" ROAD | 無し | 16 インチ | ドロップ | 66,150 円 |
| 07 | BROMPTON | M3L | 有り | 16 インチ | フラット | 151,200 円 |
| 08 | BROMPTON | S3L | 有り | 16 インチ | フラット | 156,450 円 |
| 09 | DAHON | Mu P8 | 有り | 20 インチ | フラット | 92,400 円 |
| 10 | DAHON | Speed P8 | 有り | 20 インチ | フラット | 82,950 円 |
| 11 | DAHON | Boardwalk D7 | 有り | 20 インチ | フラット | 54,600 円 |
| 12 | Di Blasi | Tricycle | 有り | 20 インチ | フラット | 144,900 円 |
| 13 | GIANT | MR 4R | 有り | 24 インチ | ドロップ | 131,250 円 |
| 14 | GIANT | ESCAPE MINI | 無し | 20 インチ | フラット | 52,500 円 |
| 15 | GIANT | ESCAPE MINI RS | 無し | 20 インチ | フラット | 84,000 円 |
| 16 | GIANT | CLIP | 有り | 20 インチ | フラット | 105,000 円 |
| 17 | KHS | P-20RAC | 有り | 20 インチ | フラット | 315,000 円 |
| 18 | KHS | F-20S | 有り | 20 インチ | フラット | 105,000 円 |
| 19 | LOUIS GARNEAU | LGS-MV 2 PRO | 無し | 20 インチ | フラット | 90,300 円 |
| 20 | LOUIS GARNEAU | LGS-MV 2 | 無し | 20 インチ | フラット | 70,350 円 |
| 21 | LOUIS GARNEAU | LGS-MV 1 | 無し | 20 インチ | フラット | 54,600 円 |
| 22 | LOUIS GARNEAU | JEDI G | 有り | 20 インチ | フラット | 157,500 円 |
| 23 | Manhattan Bike | m451T | 無し | 20 インチ | フラット | 63,000 円 |
| 24 | MERLIN | Cyrene20 | 無し | 20 インチ | ドロップ | 627,900 円 ※フレームセット価格 |
| 25 | Ori bike JAPAN | M9 URBAN | 有り | 16 インチ | フラット | 136,500 円 |
| 26 | Pacific | IF REACH | 有り | 20 インチ | フラット | 198,450 円 |
| 27 | Pacific | CARRY ME Ⅱ | 有り | 8 インチ | フラット | 68,250 円 |
| 28 | Panasonic | Traincle6000 | 有り | 14 インチ | フラット | 330,000 円 |
| 29 | Panasonic | OCMT4 | 無し | 20 インチ | ドロップ | 370,000 円~ |
| 30 | PROGRESSIVE | CX-161-16R | 無し | 16 インチ | ドロップ | 104,370 円 |
| 31 | RIESE UND MULLER | BD-1 8 Speed | 有り | 18 インチ | フラット | 157,500 円 |
| 32 | RIESE UND MULLER | BD-1 9 Speed | 有り | 18 インチ | フラット | 192,150 円 |
| 33 | RIESE UND MULLER | BD-1 Compact | 有り | 18 インチ | フラット | 157,500 円 |
| 34 | RITEWAY | GRACIA | 無し | 20 インチ | ドロップ | 59,640 円 |
| 35 | STRIDA | MODEL5.0 | 有り | 16 インチ | フラット | 90,000 円 |
| 36 | Tartaruga | Type SPORT DX | 有り | 20 インチ | フラット | 199,500 円 |
| 37 | Tartaruga | Type FOLDING | 有り | 18 インチ | フラット | 162,750 円 |
| 38 | Tyrell | SV | 無し | 20 インチ | フラット | 158,550 円 |
| 39 | Tyrell | PK1 | 無し | 20 インチ | ドロップ | 247,800 円 ※フレームセット価格 円 |
| 40 | unite | Pouco | 無し | 20 インチ | ドロップ | 96,600 円 |
| ex | Tyrell | Si | 無し | 20 インチ | ドロップ | 282,400 円 |
インプレッションの 40 モデル + 裏表紙広告の 1 モデルのうち、私の条件に該当するのは
の 6 モデルだけでした。 Cyrene20 と OCMT4 と PK1 は値段がステキすぎるので除外、と。 GRACIA はミニベロの割に 12.1kg とちょっと重いなあ......。 Pouco が条件も価格もちょうどいいけど、裏表紙広告の Si の限定色に「ブルーグラデーション」だって !? 青色好きな私 ( 自動車も青色です ) に対する挑戦か ! よしこれを狙おう !
......と思ったら、雑誌の方にはブルーグラデーションとありますが、 Si の Web ページには限定色は「スコッチブライト」としかありません。 2009 年 5 月末に発売された雑誌の広告だったので、もう売り切れてしまったのかも。 しかし、限定色でなくても Si のフォルムってかっこいいなあ......。 完成車価格で税込み 282,400 円というのはちょっと想定した予算をオーバーするけど頑張れば何とか行けそう !
ロードバイク購入編
ということで、まずは Si を第一の候補として、実際にショップの人に尋ねてみよう ! と、自転車ショップに行ってきました。
2 店舗に足を運んだのですが、最初に行った Tyrell の取扱店では「走行性能はロードバイクには及ばない」と釘を刺され、「まあ小径車の中で Tyrell を選んだのはいい選択だとは思います」とフォローされました。 そのショップでは COLNAGO や PINARELLO をお勧めされましたが、アタマの中はミニベロ一色だったので、いまいちピンときません。
......というか、普通にロードを買うのなら以前マウンテンバイクを購入したショップの方が近いし親身になってくれるしなあと思い、申し訳ないけどそのままショップを後に。 そして場面は転換して地元のショップ。
やはり小径車という点自体にちょっと首をひねられ、「既にロードを持っていて 2 台目に小径車ならいいけど、真琴くんはまだロードを持っていないから、まずはロードの方がいいと思いますよ」とのこと。 COLNAGO や PINARELLO を先ほど薦められたことを話したら、「 TREK はどう ? フレームに生涯保証も付いているし。」
しまった、ここまでミニベロに難色を示されるなら、先日ジュンク堂書店に立ち寄った時に見かけたスポーツサイクルカタログ 2009 ロードバイク / シングルスピード車 / ツーリング車編を購入しておけばよかった......と思いましたが、店頭に展示してあった TREK 2.1 の White/Apple Seed Blue Fade が私に強く訴求してきます。 ショップのスタッフも「価格の割には良い構成をしているし、最初のロードバイクにするにはピッタリですよ」と後押し。
展示車なら、あとは小物等を買い足してフィッティングすればすぐに乗れる......いやしかしミニベロはあれだけ検討してロードバイクは展示車を即決ってどうよ...... 「このブランドだと、青色って 2.1 か、 Madone 4.5 っていう上位グレードにしか無いんだよね」 マジっすか。
うーん、ちょっとだけ時間を下さい、ということで TREK のカタログと、比較用に他メーカーのカタログもいくつかいただいて帰宅し、検討。 前段の折りたたみの有無やタイヤサイズが大小さまざまなミニベロと違い、ロードバイクは基本的に 27 インチのタイヤでドロップハンドルが基本 ( フラットバーロードというジャンルもありますが今回それは除外 ) です。 またロードバイク自体が未体験なのに、フレームやコンポーネントについて本や Web で見た知識のみで語るよりも、私の使用目的や体格、これまでの自転車経験を知っているスタッフの薦めを受け入れる方が得策に思えます。 何より、このカラーリングは他社には無い。
......ということで、一旦持ち帰って検討したのですが、結局は TREK 2.1 で決定したのでした。
これまでの流れをまとめると、私くらいのビギナーがロードバイクを選ぶには
- 予算と使用目的をショップに伝え
- 展示車または店頭カタログ、時間に余裕があればスポーツサイクルカタログ 2009 ロードバイク / シングルスピード車 / ツーリング車編のような総合カタログ本で、カラーリングやフォルム的にピンとくるものを選択
- それが予算に適しているか、フレームやコンポーネントの質はどうかをショップで確認し、ニーズに近づけていく
という形が良いのではないでしょうか。 ちなみに購入を断念したかに見えるミニベロですが、ロードバイクにしばらく乗ってみて、それでも気になるようであれば購入したいと考えています。 というかそう思っていなければ、断念した比較結果の記録を記事として残すなんてわざわざやりませんし。
この記事を書いている時点で既に納車日が迫っているのですが、初乗車編に行く前に、「自転車本体にあわせて買い揃えたもの」についても書いてみたいと思っています。

