平成31年からは、確定申告書等作成コーナーがスマホでも利用可能になります

平成31年からは、確定申告書等作成コーナーがスマホでも利用可能になります

確定申告のスマホ手続きのリリースは先月に行われていなかったっけ……と思ったら、スマホ × 確定申告 スマート申告始まります!|国税庁のページは2018年10月19日付で公開されていました。

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おそらく、スマホでできるようになることよりも、2つ目の記事の実際に記者が事前手続きに行ってみたの導入のために1つ目の記事は書かれたのかな?と思いました。

申告の手段の選択肢が増えることは良いことですが、スマホ申告は現時点では「ID・パスワード方式の届出完了通知」を税務署で職員と対面による本人確認を行った後に発行してもらう必要があるので、なかなか普及しないだろうなあと思います。

余裕があれば図表かフローチャートにしたいところですが、とりあえず表形式で確定申告の各手段のガイドを書いておきます。 なお、以下の手段は「自分で確定申告書を作成して申告する」ケースを想定していますので、税理士に申告業務を委託する場合などはあてはまりません。

また、給与所得があるサラリーマンの方は、確定申告を行わなくても年末調整だけで処理が終わる方が大部分かと思います。そういった方は、年末調整に用いる給与所得者の配偶者控除等申告書を自動で計算するスプレッドシートを作っていますので、そちらを参考にしてくださいね(宣伝)。

平成30年分 給与所得者の配偶者控除等申告書の控除額を自動計算するGoogleスプレッドシートを作ってみた

条件 申告の手段
パソコンとマイナンバーカードとICカードリーダライタを全て持っている 国税庁の確定申告書等作成コーナーからe-Taxで申告
パソコンとプリンタを持っている 国税庁の確定申告書等作成コーナーから書面提出で申告書類を作成し、郵送等で提出
パソコンはあるがプリンタは持っていない 国税庁の確定申告書等作成コーナーから書面提出で申告書類を作成し、その内容を確定申告書類に手書きで転記して作成し、郵送等で提出
上記のいずれも持っていないが、スマホは持っている 国税庁の確定申告書等作成コーナーからスマホで申告
スマホも含めて上記のいずれも持っていない 確定申告書類を手書きで作成

私個人は、日常的にマイナンバーカードや電子証明書を使う機会がないので、確定申告書等作成コーナーから申告書類を作成して、税務署に郵送するか、税務署のポストに投函しています。

税務署員のチェックが必要ないのであれば、マイナンバーカードやICカードリーダライタの環境をわざわざ整えなくても、この方法で「税務署で列をなして提出する」必要は回避できますよ。