平成31年(2019年)分 給与所得者の扶養控除申告書のデジタル出力方法と、所得の見積額の計算方法の紹介

11月末から12月頭に入ると、たいていの会社では扶養控除申告書の提出を求められます。 お前さん、配偶者控除等申告書はGoogleスプレッドシートを作るほど気合を込めた記事を書いていたのに、扶養控除申告書のことは書かないんかい、と聞こえた気がするのです。
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とはいえ、扶養控除申告書って配偶者控除等申告書に比べると計算する箇所は所得の見積額くらいですし、あくまで「見積額」だから厳密に計算するものでもないから、あえて私があれこれ解説しなくても大丈夫かな……とも思ったり。
そんなことを考えていたら、Twitterでかなり以前からフォローしているいずさん(id:nobodyplace)が、「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」はデジタル出力できた!というそのものズバリな記事を書かれていました。
いずさんの記事内からリンクされている、国税庁の給与所得者の扶養控除等の(異動)申告のページから、記入用のPDFに辿り着けますので、扶養控除申告書をまだ記入していない方は利用すると良いですよ。
ちなみに、「見積額」だからか?配偶者控除等申告書と違って扶養控除申告書の裏面には給与所得の金額の計算方法は記載されていません。給与所得の金額を計算する場合は以下のいずれかの方法をお取りください。
- 所得税法別表第五 年末調整等のための給与所得控除後の給与等の金額の表を確認する(非常に見づらいですが、この記事を2019年以降にご覧になる方は、改正があっていないか確認するには有効かと思います)。
- 国税庁の給与所得者の配偶者控除等の申告のページなどから配偶者控除等申告書の裏面を確認する。
- 国税庁のNo.1410 給与所得控除のページにある計算フォームを利用する(JavaScriptを有効にする必要あり)。
- 手前味噌ですが、私が作成した給与収入から給与所得を計算するためのGoogleスプレッドシートで計算する。
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