#かわるフェス で箕輪厚介氏らが舞台上で飲酒・お溢しをしたとのこと

#かわるフェス で箕輪厚介氏らが舞台上で飲酒・お溢しをしたとのこと

記事内目次

  1. 大阪市中央公会堂にてNPO未来ラボ主催「かわるフェス2019」が開催される
  2. 参加者ならともかく、登壇者が脱帽しないのは如何なものかと思うけど、それは「マナー」の話
  3. 大集会室の舞台上でハイボールを飲酒し、あまつさえ溢すという行為
    1. ホールの舞台は水拭きしない
    2. 舞台上での飲食行為は禁じられている
    3. 参加者に対しては、公会堂内での飲食はできない旨を示していた
    4. 出血して客席に行ったという情報も
  4. 大阪市中央公会堂には情報提供しています
  5. 主催者・関係者の反応
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大阪市中央公会堂にてNPO未来ラボ主催「かわるフェス2019」が開催される

2019年5月11日に、大阪市中央公会堂にてNPO未来ラボ主催「かわるフェス2019」というイベントが開催されていたようです。

私は開催途中のとあるtweetを目にして初めて開催されていることを知ったのですが、クラウドファンディングサイトであるCAMPFIREの全ての”きっかけ”は、ここにある。一人一人の心に火を灯すフェスを開催!によると、2019年2月28日にファンディングの募集を始めているようですから、2019年の早い時期から開催に向けて準備がされていたことは窺えます。

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参加者ならともかく、登壇者が脱帽しないのは如何なものかと思うけど、それは「マナー」の話

ご自身がかわるフェスの運営メンバーという、沼田 竜也さんのfacebookでのレポートに写真が多数掲載されています。私がちょっと気になったのは以下の写真。

全般的に皆さんラフな服装で登壇されています。「フェス」ですから、私自身「登壇者は必ずスーツにネクタイをしろ!」と言うつもりはありませんし、

「エンタメから社会を変えたい」の想いに共感してくれる人たち、応援してくれる人たち、力を貸してくれる人たち。そんな人たちと今回のフェスを一緒に作り上げていきます。

というコンセプトですから、服装自体をとやかく言うのは野暮というものでしょう。

しかし、るってぃ氏・家入一真氏・イケダハヤト氏のように、参加者ならともかく登壇者でありながら脱帽しないというのは如何なものか、と思いました。

ただ、「室内で(特に男性においては)脱帽すべし」というのはあくまで「マナー」の話であるので、「そんな細かいことにこだわらずにエンタメとして成立していればいい」と参加者の多くが感じていれば、重箱の隅をつつくような指摘かもしれません。

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大集会室の舞台上でハイボールを飲酒し、あまつさえ溢すという行為

ところが、帽子のマナーの話よりももっと気になる点がありました。

イベントって本当に当日もいろんなトラブル?が起こるから、やっぱりいい経験になる。
家入さんが遅刻、ドタキャンなくちゃんと来てれることとか、箕輪さんが講演中にハイボールこぼすとかwww
マジで最高だったっていう話ね。

えっ。

twitterで#かわるフェスを検索してみます。

13:44 – ハイボール片手にトーク始まりました!

13:44 – 定番のハイボール。笑笑

13:53 – 舞台上ハイボールお代わりきました(笑)

14:27 – 箕輪さんハイボール補充タイム

14:38 – ハイボールこぼしたから、床拭き始めたよ

14:38 – こぼしたハイボールを拭く箕輪さん

14:38 – ハイボールが溢れました。笑笑

15:09 – ハイボール飲みながらの公演会、箕輪さんの服装…自由すぎる(笑)

「舞台上で登壇者がハイボールを数杯飲み、こぼしてしまった」ということは間違いないようです。
twitterでのリアルタイムの報告以外にも、例えば「かわるフェス」とHUCオフ会 in 大阪のように、後日のレポートでも確認できます。

ホールの舞台は水拭きしない

実は、ホールの舞台というものは(大阪市中央公会堂もそうであるのかは存じ上げませんが)木で造られていることが多く、水拭きは基本的に行わないこととなっています。

一例を挙げると、新見文化交流館(まなび広場にいみ) 大ホール貸館についての注意事項に「舞台を水拭きしないで下さい」と書かれてあります。

「液体を溢したんなら拭くしかないじゃないか」と思われる方もいるでしょう。しかし、そもそも舞台の上に液体を溢されるという使われ方を想定していません。

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舞台上での飲食行為は禁じられている

多くの公共ホールの注意事項は条例施行規則に掲載されていることが多く、「所定の場所以外で飲食し、又は喫煙し、若しくは火気を使用しないこと」で検索すると、多くの検索結果が表示されます。

「所定の場所」という書き方なので分かり辛いですが、舞台・客席・ロビーなどを飲食禁止のエリアとして指すことが多いようです。

しかし、大阪市中央公会堂の場合は「所定の場所」という表現ではなく、「利用のご案内」禁止事項として具体的に示しています。

●衛生上問題のある行為

  • 調理行為(加熱、盛り付けを含む)
  • 飲食禁止場所(大集会室内・特別室内)での飲食
  • その他、衛生上問題のある行為

調べてみると、箕輪厚介氏はハイボールを飲みながらトークショーを行う、ということを常々行っているようです。

例えば、STANDARD BOOKSTORE心斎橋でのイベントや、ロイヤルガーデンカフェ大濠公園でのイベントの記事をすぐに見つけることができました。

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参加者に対しては、公会堂内での飲食はできない旨を示していた

ちなみに、NPO未来ラボ主催「かわるフェス2019」を確認すると、

Q.飲食はできますか?

大阪市中央公会堂内では飲食は出来ません。外の出店エリアにての飲食は可能です。

という注意書きがありますので、禁止事項を確認した上でなのか一般常識的な考えなのかは分かりませんが、少なくとも運営スタッフ側は「公会堂内での飲食はできない」という認識はあったと思われます。

そして、これまでの事例から考えて「この日に限って箕輪氏がいきなりハイボールを持ち込んで飲みだした」ということではなく、箕輪氏がそういうキャラクターであることは分かっていたはずです。

参加者のtweetの中では少数派ですが、「参加者に向けて堂内では飲食不可と告知されていたはず。それに飲酒なんてもってのほかで箕輪さんはステージでハイボールこぼしてたし…」という意見も目にしました。

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出血して客席に行ったという情報も

また、「講演聞いてたら 膝から血出した、酔っ払いの人が横にやってきて お腹出して椅子から落ちた。」というtweetや、

「左膝から血を流しながら歌う自分は頑張ってるなと思う。」というtweetもありました。

何故出血しているのかはtweetだけでは分かりませんが、おそらく酔いが回って転倒したといったところでしょう。

もし膝から出血したまま床面や客席の背面・座面などに触れていた場合、禁止事項の「施設・設備の損傷の恐れのある行為」にもあたる可能性があります。

●重要文化財の損傷の恐れのある行為及び景観を損ねる行為

  • 館内・敷地内での旗竿などの設置、館内への持ち込み
  • 刀剣、銃器、劇薬物などの危険物の持ち込み
  • 施設の壁面、扉、ガラス、付属設備などへの掲示物の貼付
  • 各部屋の窓、カーテンの開閉
  • その他、施設・設備の損傷の恐れのある行為及び景観を損ねる行為

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大阪市中央公会堂には情報提供しています

私はかわるフェスのクラウドファンディングの出資者でも、当日の参加者でもない無関係の立ち位置ですが、「舞台」というものに少しでも関わったことがある人間として、上記の行為は非常に怒りを覚えました。

既に終わったイベントのことであって使用取り消しなどはできない状況ですし、また開催当日にその行為を知ってから、状況確認後にすぐに動けなかったので少々ためらいましたが、万が一公会堂側がこのことを知らないままでは舞台・客席の清掃管理にも影響が残る可能性があると考え、情報提供を行いました。

また、他にも問い合わせた方がおられ、「事前打ち合わせで飲食は禁止と説明はしてあるとの話で、今回の飲酒に関しては聞いていないと言う事でした」と述べられています。

■使用・入館の制限

  • 禁止事項に該当する行為を行う恐れのある場合、または行ったときは、使用・入館の制限または使用を取り消す場合があります。また、これに伴う損害が発生しても責任は負いません。

禁止事項に対しては、このようにペナルティが生じる可能性を明記しています。

主催者であるNPO未来ラボ、あるいは箕輪氏に対して実際にペナルティが課されるかどうかは分かりませんし、あくまで情報提供なのでそのようなお願いはしていません。ただし、お答えいただいた職員の方のお話しでは、既に複数の情報提供があっているようでした

エンターテインメントを前面に打ち出したり、細かいルールに囚われたりしないようにアピールするのも結構ですが、今回の行為は重大なルール違反を犯したものであり、今後はそれが許容される会場を選んで行って欲しいと思います。

「「お酒を飲みながら講演する」というスタイルを否定している訳ではなく、「飲食が禁止されている公共施設(かつ文化財)で飲酒をし建物を汚損した可能性がある」事について問題視」というこのtweetは私の考え方に近いと思いました。

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主催者・関係者の反応

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